ラー油のおすすめ「四川風ラー油」で味変できるの知ってた?
四川風ラー油のおいしさに気づいてからまとめ買いしている“エスビー食品の四川風ラー油”
普通のラー油は普段使わないが、四川風辣油はお気に入り。
その違いは、四川風ラー油には花椒(かしょう)が入っているので香りがいいのです。
花椒とは四川山椒ともいわれているスパイス。
このラー油を使うと、どんなチープな料理でも格上げすることができる。麻婆豆腐に混ぜれば本格的な味に変わります。
肉野菜炒めや野菜スープに入れると、花椒の香りとほどよい辛さが加わり中華風になるし、ミートソースに使えば“汁なし担々麺”のような風味になります。
マヨネーズに混ぜるとピリ辛で香りの良いディップに。
もやしに鶏ガラスープの素とゴマ油と四川風ラー油で作るナムルもおいしいですよ。
とにかく混ぜるだけで簡単に本格的な味に。
入れすぎない限りそんなに辛くないので、香りを楽しむ調味料として使っています。
四川山椒というくらいだから山椒の香りにも似ているが、比べると山椒は“和”で、花椒の方がもう少し華やかな香り。
花椒は、漢方の生薬としても使われていたので様々な効能があるようです。
例えば、胃液の分泌を促したり、内蔵の働きを活発にしたり、精神を安定したり、ホルモンのバランスを整えたりと以外と万能。
花椒は中国では欠かせない香辛料で、各家庭に必ずあるものらしいです。
油をたくさん使う中華料理は胃もたれしやすいので、消化を促進させるために花椒を使っているのかもしれませんね。
そんな花椒の実が入ったラー油は、スーパーで100円台で購入できるので試してみてください。
因みにエスビーのラー油の容器は、プッシュボタンで出しやすく液だれしないので使いやすいですよ。
【公式】 S&B 四川風ラー油 31g エスビー食品 公式 調味料 辣油
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無印良品の「辛くないグリーンカレー」はおいしいのか?試してみた
無印良品のグリーンカレーはおいしいけど辛い。唐辛子マークが5つですからね。激辛です。
グリーンカレーの味は好きだけど辛くて食べられない。
辛すぎると他のおいしい部分を感じづらくなってしまうので苦手です。
でもココナッツミルクとバイマックルーのマリアージュを味わいたい!
そこで無印良品の“辛くないグリーンカレー”を食べてみました。
この“辛くないグリーンカレー”は化学調味料・合成着色料・香料不使用です。
このカレーには唐辛子が入っていないので全く辛くない。子供でも食べられます。
結論から言うとすっごくおいしいです。
全く辛くないと物足りないのかな?なんて思っていましたがコクや甘さや香りなど味のバランスがいいです。
具材は、ふくろたけとタケノコとチキン。タケノコとふくろたけの食感が好き。
ふくろたけはタイ料理によく入っているマッシュルームに似たキノコです。
温めてから器に入れて見ると具材が少ないように感じたが、下に沈んでいるだけで食べると丁度良いバランスだった。
グリーンカレーのシャバシャバ感も重要なポイントなので、具材の量も多すぎず少なすぎずがいい。
この「辛くないグリーンカレー」のカロリーは224kcal で、たんぱく質は10.3g。
たんぱく質が10.3g摂れるのもポイント高い。
手軽に食事が摂れて備えておくと便利なのでまとめ買いしています。
アレンジもしやすくうどんにかけてもおいしいし、ダイエット中なら温野菜にかけても。
私はオートミールとか豆のパスタとかブロッコリーにかけて食べています。
グリーンカレーが好きで辛いのが苦手なら間違いない美味しさです。
グリーンカレーと辛くないグリーンカレーを混ぜれば自分好みの辛さにできるのかも。
【無印良品 公式】素材を生かした 辛くない グリーンカレー 180g(1人前)10個セット
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「イヴの総て」を観た感想。意表を突かれた映画だった
「イヴの総て」は1950年公開のアメリカ映画。原題「All About Eve」
その年のアカデミー賞では作品賞の他6つの賞を受賞した傑作。
大女優の追っかけが、巧みに取り入り信頼を得て付き人からスター女優にのしあがっていく様を画いた作品。
こんなストーリーが面白くない訳がない。
「イヴの総て」というタイトルでこんな展開になるとは想像もしていなかったので意表を突かれた。
この作品の原作は、メアリーオアの「The Wisdom of Eve」(イヴの知恵)という短編小説。
女優エリザベートベルクナーの付き人だった女性の逸話を元に書いたので、全てがフィクションではなく実際にこの映画の主人公のような策略家がいたのだろう。
この「イヴの総て」の見所はたくさんある。
大女優“マーゴ”役のベティ・デイヴィスの迫力と演技の上手さ。
普段虚勢を張って生きているが、本当は純粋で嫉妬深い少女のような一面もあるマーゴを見事に演じている。
マーゴの恋人“ビル”役のゲイリー・メリルとは作中で結婚するが、実際に映画が公開された1950年に結婚している。
出典:イヴの総てWikipedia ベティデイヴィスとゲイリーメリル
付き人から女優にのしあがる“イヴ”役のアン・バクスターの豹変ぶりは見ていて気持ちがいいくらいわかりやすい。
この役は誰でもはできない。善良顔の持ち主に限る。
控えめで上品な善良顔のイヴに皆騙されるわけだから。
マーゴの親友“カレン”役の“セレステ・ホルム”は知的な美人で好きな女優のひとり。
イヴに利用されるお人好しで、アクの強い二人に翻弄される役。
マーゴとビルの結婚を祝う食事会でイヴに脅迫され困っていたが、何もせずとも解決した時に大笑いするカレン。
カレンの心模様があの笑いの中に集約されているようでとても印象的なシーンです。
そして一番驚いたのが、無名時代のマリリン・モンローが売り込み中の新人女優“カズウェル”役で出演していたこと。
まだ初々しいマリリンモンローはこの時23~24歳くらい。
マリリンモンローといえば左頬のホクロと、顎を少し上げて目も口も半開きのあの顔の印象が強いので、無名時代のモンローはとても可愛く見えた。
チャームポイントのホクロはこの頃からあった。
出典:filmarks.com
作中の“カズウェル”という人物は、演技は微妙だが野望を秘めていて若さと美貌を武器に上手く取り入る強かな新人女優で、当時のマリリンモンローそのまんまな役どころといった感じ。
無名時代のマリリンモンローと比べると、売れてからのモンローはどこか作り物のように見える。新人時代から自信に満ち溢れている感じは変わらないな。
この映画のラストは、イヴがマーゴを踏み台にしたように今度はイヴに近づく野望を秘めた娘が…こうやって這い上がっていく世界なんだ…
ブロードウェイの裏側と、どろどろとした人間模様を画いた「イヴの総て」は見どころ満載で何度観てもおもしろいです。
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クーベルチュールハイカカオチョコの効果とおいしさに驚き!
おいしくて健康効果やダイエット効果もあるクーベルチュールハイカカオチョコレート。
クーベルチュールチョコレートは、ケーキなどの仕上げのコーティングなどに使う製菓用の脂肪分の多いチョコレート。
クーベルチュールとは覆うとかブランケットを意味します。
クーベルチュールチョコレートは、カカオバター(ココアバター)の含有量が多いので口どけもなめらかでそのまま食べてもおいしいです。
カカオバターは脂肪分なので太るイメージですが、カカオバターの主成分のステアリン酸は良質な脂肪である飽和脂肪酸なので太りにくいといわれていて、血中のコレステロール値を下げる働きがあるそうです。
カカオの含有量70%以上のチョコレートが健康に良いと医学的に証明されているのは、カカオに含まれるポリフェノールが高い抗酸化作用をもつから。
ポリフェノールはカカオの含有量が多いほど豊富に含まれています。
カカオは遥か昔から薬として使われていたほどなので高い健康効果が期待できます。
カカオポリフェノールは、様々な病気の要因となる活性酸素から体を守る働きがあったり、カカオに含まれるエピカテキンは筋肉を増やして体重を減らすという研究結果もあるようでダイエット効果も期待できるみたいですよ。
1日20g~30gを目安に食べています。
カカオ70%以上のチョコレートを1日25g食べると基礎代謝量が上がるそうです。
個包装になっていて1個が約10gなのでカロリー計算しやすく、持ち運びに便利。
2~3枚で満足しますし腹持ちもいいです。
このチョコレートは国際基準のクーベルチュールでココアバター以外の代用脂は使っていないのと、砂糖、乳糖、麦芽糖、ぶどう糖、果糖、合成甘味料も使用していないんです。
使用している天然甘味料のマルチトールは砂糖に甘みが似ているのにカロリーは約50%カットなので糖質制限中、ダイエット中でも安心して食べられます。
チョコレートには、リラックス効果や集中力をアップさせる効果もあるので仕事の合間に食べたり、ポリフェノールを摂取する目的で食べたりと毎日活用しています。
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寄生虫に操られるものたち
寄生虫(パラサイト)はいくつもの種類があり、終宿主も違う。
終宿主(しゅうしゅくしゅ)とは、子孫を増やすために有性生殖をおこなう宿主のこと。
例えばトキソプラズマの終宿主は、ネコ科の動物、ネコ、トラ、ライオン、チーターなど。
人間やネズミは中間宿主になる。
寄生虫は中間宿主を操って終宿主に食べられようとする。
トキソプラズマは、ネズミを操りネコを怖がらず近くに行き補食されやすくするが、もしもライオンやトラが近くにいたら人間も補食されるようにコントロールされるのだろうか?
人間に影響を及ぼすものは僅かしかいないらしいが、わずかはいるわけだ。
トキソプラズマが人間に寄生すると社交的になり危険な行動をとるようになるらしい。
トキソプラズマが脳内に侵入するために必要なGABA というアミノ酸を作らせているのではないかという見解もあるそうだ。
GABA とは、脳に存在する神経伝達物質でリラックス効果があるといわれている。
リラックスさせることで恐怖心や警戒心が減るのではないかと考えられているようだ。
ダンゴムシは、普段は石の下などの天敵に見つかりにくい場所にいるが、寄生虫に寄生されたダンゴムシは明るい目立つ場所にいくらしい。
もちろん補食されるためだ。
他にもハリガネムシという寄生虫は、コオロギやカマキリなどに成虫になるまで寄生する。
そして成虫になると産卵のために水が必要なので、宿主をコントロールして川に飛び込ませる。
宿主が魚や鳥に食べられる前にお尻から脱出して、水中で交尾と産卵をする。
ハリガネムシは子孫を残すためにコオロギなどを利用するが、最終的にはコオロギは魚の餌になるわけだから寄生虫も生態系に貢献しているともいえる。
寄生虫はとにかく終宿主にたどりつかないと子孫を残せないので、思考を乗っ取り操るような姑息な手段を使うのだが、寄生虫にとっては死活問題なんだな。
寄生生物は気持ち悪いとかずる賢いと思っていたが少し見方が変わった。
操られているのかな。
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コリンファースを堪能する作品「高慢と偏見」の見どころを語る
出典:BBC japan Xより(2019年12月2日)
高慢と偏見とは
ジェーンオースティンの長編小説「高慢と偏見」のテレビドラマ版。
1995年 イギリス制作
小説家のサマセットモームに「大した事件が起こるわけではないのにページをめくる手が止まらなくなる」といわしめた作品。
わりと小説に忠実に作られた作品であることが評価されている。
コリン・ファース(colin firth)
知的で高貴な雰囲気を纏い、完璧なクイーンズイングリッシュを話すことでも有名なイギリス人の俳優。
代表作・英国王のスピーチ、キングスマン、ブリジットジョーンズの日記など
あらすじ
イギリスの田舎町で5人姉妹の家族が毎日にぎやかに暮らしています。
この時代女性は遺産を相続できないので、父親が亡くなったら家や土地は従兄弟の男性のものになってしまいます。
そんな事情もあり、母親は娘達をお金持ちと結婚させようと躍起になっていました。
ある日、お金持ちの青年が近くの別荘に友人と共に越してきてます。そこで母親はこれはチャンスとばかりに舞踏会の約束を取り付けるのです。
美しい長女とその青年はお互いに好意をもったが、次女エリザベスは青年の友人のダーシーの嫌味な発言を聞いてしまいその高慢な態度に嫌悪感を抱きます。
実はダーシーは、エリザベスに惹かれはじめていたのにプライドが邪魔をして誤解を招くような態度をとってしまうのでした。
その後、紆余曲折を経て高慢な態度を見直し改めるダーシーと、ダーシーに対して偏見をもっていたことに気付くエリザベス。
そんなミスターダーシーとエリザベスの恋物語です。
見どころころと感想
この高慢な資産家の青年ダーシーをコリンファースが演じています。
1995年の作品なのでコリンファースは35歳。
この頃のコリンファースは少年っぽさと色気が混在していてかなりの男前。
毎回こんなところにドキドキワクワクしながら鑑賞していました。
- 貴族のコスチューム。長身なのでロング丈のジャケットがとても似合う
- アップになった時に際立つ目力
- ダーシーの不器用な愛情表現
- 物語前半と後半で変わっていく表情
- 池で泳いだ後の濡れたシャツ姿
この池で泳ぐシーンは原作にはありません。パンツ一丁で登場させる案もあったらしいが、やめてくれて本当によかった。
他にも、ミスタービングリーの妹役のアンナチャンセラーが私のツボで、面白いことを言うわけではないが何故か笑える存在。
因みにアンナチャンセラーはジェーンオースティンの遠縁にあたるそうです。
これはわりと知られた話ですが、コリンファースとエリザベス役のジェニファーイーリーは撮影中にお付き合いしていたようです。
それを踏まえて再度見てみると、やっぱりねと思うような新たな気付きがあったりなんかしてより楽しめました。
チャールズエドモンドブロックによる挿し絵 エリザベスとダーシー(1895年)
最後に
ジェーンオースティンの最高傑作「高慢と偏見」。
コリンファースのミスターダーシーは必見です。もちろんファンじゃなくてもとても楽しめる作品ですよ。
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「愚かなり我が心」と「ひょこひょこおじさん」について
サリンジャーの短編小説「コネティカットのひょこひょこおじさん」は、「愚かなり我が心」というタイトルで1949年に映画化されている。
"コネチカットのひょこひょこおじさん" っていったい何?というのが最初の感想。
原題は、「uncle wiggly in connecticut」
wigglyが“揺れ動く”、“くねくね”、“モゾモゾ”等の意味なのに何で“ひょこひょこ”?と思ったが、“ひょこひょこ”は小刻みに跳ねることを意味するオノマトペだった。
要するに、コネティカットの小刻みに跳ねるおじさんってこと。
訳者によっては“よろめき”とか“グラグラ”と訳している物もあるが、“ひょこひょこ”の方がインパクトはある。
この「ひょこひょこおじさん」の意味は、主人公のエロイーズが転んで足首を痛めた時に恋人のウォルトが言ったジョークで、足首のアンクルと叔父さんのアンクルをかけている。
足首がくねくねしたから転んだ→アンクルがウィグリー→ひょこひょこおじさんという意味らしい。
原作が「コネティカットのひょこひょこおじさん」だとは知らずに映画を観賞したがとても面白かった。
おもしろいといってもコメディではなく、この時代にありがちなメロドラマだが。
「愚かなり我が心」
原題は「My Foolish Heart」原題と同名の主題歌も流行った。
この映画の簡単なあらすじはこんな感じ。
主人公のエロイーズはパーティーで出会ったウォルトと恋に落ちるが、戦争が2人を引き離す。エロイーズは妊娠したがウォルトは亡くなってしまう。
親友のメリージェーンの恋人ルーはエロイーズに夢中。それをいいことに好きでもないのに結婚してしまう。ウォルトの子供を妊娠したまま…
タイトルの「愚かなり我が心」とは、自暴自棄になり好きでもない親友の恋人を奪い結婚したことを後悔しているということかな。
サリンジャーは出来上がった映画に満足しなかったそうだ。
原作でサリンジャーが伝えたかった物とは別物に仕上がったのだと思う。
この作品は短編なので、映画化するために原作にないシーンやキャラクターを追加している。
「ひょこひょこおじさん」と言った彼との出会いから別れまでの回想シーンが加わり原作ではわかりづらかった部分が分かりやすくなっている。
私は映画を見てから小説を読んだので全く違和感なかったが、先に小説を読んでいたら違った感想だった。
小説を読む前に映画を観た方がいいと思った。その方が理解が深まる。
小説の映画化は難しい。
本は登場人物や心情を想像しながら読むので、自分だけの映像作品がすでにできあがっている。
だから映画を見てイメージと違うとか、解釈が違うとか不満がでる。
主人公のエロイーズをスーザンヘイワードが演じたが、これはイメージ通りだった。
恋人のウォルトは想像と違った。
とこんな感じで。
タイトルも「コネティカットのひょこひょこおじさん」と「愚かなり我が心」では印象がだいぶ違う。
「愚かなり我が心」はタイトルとストーリーが合致しているが、「コネティカットのひょこひょこおじさん」がこんな感傷的なストーリーだとは想像しにくい。
もしかしたらサリンジャーが一番に伝えたかったのは“ひょこひょこおじさん”の部分で、うまいこと思い付いたダジャレを披露したかっただけなのでは?
そんなわけないか。
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